中国、韓国、香港、台湾、日本からスタッフやキャストが参加している汎アジアの映画でもあった。映画を通して見えた墨家思想の底流は殺伐としてドライな現代にあって惹かれるものを感じた。ストーリーは単純でわかりやすいのだがヒーローの革離(アンディ・ラウ)は描き方が浅くて人物像が見えてこなかった。むしろ梁王(ワン・チーウェン)や梁適(チェ・シウォン)、巷淹中(アン・ソンギ)に為政者、指導者としての人間くささが感じられた。
写真は公式サイトの壁紙から拝借してきた。

三越前を走る参加者の長い列は銀座一丁目の先まで途切れることなく続いていた。
