残暑がきつい。走っていてもメッシュのライディングジャケットの中がベタッとしてくる。
印旛沼の畔にあるメタル・アート・ミュージアムのドアを開けるとヒンヤリした空気が流れてきてその中で一息ついた。
9月15日から「白石英二展」が開催されている。外側ばかりでなく内側も見せてくれる楽しい作品が並んでいた。
上の写真の一番手前の作品に付けられたドアを開けたら小さなカエルが居心地良さそうに鎮座していた。重いブロンズの表面に黄緑色が鮮やかだ。
屋内展示場には作品銘の側に『ハンドルを回してくれ』という作家のメモが貼ってある作品もあった。ビックリさせられるカラクリはなかったが『作品には手を触れないでください。』が普通なのに、これは作家からの楽しい提案だ。
常設の香取秀真(かとりほつま)、津田信夫(つだしのぶ)の作品群もここを訪れる度に必ず見るが、いつ見ても飽きることがないのは作品の力なのだろう。