第二次世界大戦初期の1940年5月、ナチス・ドイツ軍がイギリスに迫るり、閣不信任決議が出されたチェンバレン首相の後任としてウィンストン・チャーチルが就任する。
首相に就任したチャーチルがバッキンガム宮殿で国王ジョージ六世から組閣の大命を受けるシーンが興味深い。
ナチス軍とは最後まで戦うと公言するチャーチルも、一人になると徹底抗戦か和平交渉かで葛藤する。
チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描いた作品だが、議会で演説するラスト5分間のシーンは見事。
ウィンストン・チャーチルを演じるのはゲイリー・オールドマン。彼の要請で特殊メーキャップ・アーティストとして参加した辻一弘が、スクリーンの上にチャーチルの外見を再現している。
ゲイリー・オールドマンはこの作品で2017年のアカデミー賞主演男優賞を、辻一弘は同じくメイクアップ&ヘアスタイリング賞を授賞している。
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