原題は“Incendies”。レバノン出身のカナダ人劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲をドゥニ・ビルヌーブ監督が2011年に映画化・公開されている。2022年8月にデジタルリマスター版でリバイバル公開された。2011年の公開時に見て、ずっともう一度見たいと思っていた作品。
中東系カナダ人女性ナワル・マルワン(ルブナ・アザバル)は、娘と息子に謎めいた遺言と2通の手紙を残してこの世を去る。
手紙は双子の姉弟ジャンヌ(メリッサ・デゾルモー=プーラン)とシモン(マキシム・ゴーデット)がその存在を知らされていなかった兄と父に宛てたものだった。
その遺言とはジャンヌには兄を探すように、シモンには父を探すように、というものだった。兄と父を探すうちに二人がまだ知らなかった壮絶な人生を送った母の姿を知ることになる。
強い意志を持って生きた母の大きな秘密とは……。姉弟は兄と父が同一人物であることにも気づかされてしまう。
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