2001年9月11日にアメリカを襲ったテロ「9.11事件」発生後、約7000人ものテロ被害者に補償金を分配する国家的な大事業があった。このプログラムを束ねる弁護士ケン・ファインバーグ(マイケル・キートン)は、多くの難題に直面する。
年齢も職種もバラバラの犠牲者たちの〈値段〉を、どうやって算出するのか。彼らの「命」を差別化することは、道義的に許されるのか………?
これは犠牲者の遺族それぞれの苦悩と向き合い、厳しい批判に晒されながらも使命に立ち向かった弁護士たちの2年間の実話。
〈命に値段をつける〉というおよそ映画にならないようなテーマを、最後まで魅せる作品に仕上げたのはサラ・コランジェロ監督。
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