「海崎三郎 展 2002-2010」(11月21日まで)が開かれていた。
パンフレットの作者の言葉「熱が通り過ぎた跡には粘土を一瞬ですくったような鮮度が残ります。突然消えてしまった不思議さと、人のちからを越えて鉄があらわになることが私には魅力的でした。」にあるようにソリッドな鉄の一瞬を見せてくれる作品が並ぶ。
◆負荷Ⅲ 鉄 2009年
左側面に縦長に見えるスリットはムクの厚板を溶かした空間で、右側面まで開いている。


なんてことのない錆びた鉄パイプだと想ったら中空なのは上三分の一ほど。残り三分の二はソリッド。


この作品も内側が波打っている。中央は右側の作品の内部の内部を石膏採りした作品。石膏は芯まで詰まっている。




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