表参道駅に近い
青山学院アスタジオでJohn Cageの作品演奏会"John Cage 100th Anniversary Event 2010"が開催された。主催は
John Cage Countdown Event実行委員会。


開場30分前から受付前に集まり始めた人達の中に20代後半から30代前半と想われる人の姿がたくさんあった。ブームでもないのに何故彼らがJohn Cageなのだ。

演奏会場になる地階に降りると会場前のホールにはLPレコード盤とレコードプレーヤーによるインスタレーション作品「33 1/3(1969)」が展示されていた。

演奏会場前のホールや演奏会場内に設けられた12台のレコードプレーヤーで、展示されているレコード盤を来場者が自由に再生することも「33 1/3」の一部になっている。
12台のレコードプレーヤーを用意するというのは「33 1/3」を実演する時のJohn Cageの指示によるらしい。

演奏会場はほぼ満席。John Cageを通して1960年代に触れてみたいという若者が増えているのだそうだ。

テーブルに用意された"Cartridge Music (1960)"のための道具(楽器)達。

Cartridge Music (John Cage, 1960)の演奏者は
有馬純寿、
美川俊治、
村井啓哲の各氏。演奏の様子は
こちらへ。

特設ステージの端に置かれた大きな巻き貝もインスタレーションか。どうやらこれも楽器になるようだ。

連続して演奏されたTWO³ (John Cage, 1991)とVariations II (John Cage, 1961)。演奏者は
佐藤実、三浦礼美、
ニシジマ・アツシの各氏。
演奏の様子は
こちら(Part 1)と
こちら(Part 2)へ。

最後のトークショーは時間の制約もあって物足りなかった。
若い人達がJohn Cageをどのように捕らえているのか聞いてみたかったが、これをやると時間がいくらあっても足りなくなるのかも知れないな。
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