2010-11-26

幕末・明治の超絶技巧

 六本木一丁目駅の改札を出て泉ガーデンタワーの中を通り抜け、泉ガーデンを抜けるとスエーデン大使館の前に出る。
 目指して来たのはスエーデン大使館ではなく泉屋博古館分館。泉ガーデン続きの左手に入り口があった。
 12月12日まで開催されている「幕末・明治の超絶技巧」は是非とも見たかった展覧会だ(イメージは泉屋博古館分館ホームページの告知から)。
 刀装金工から発展した日本の金属工芸、その頂点をなした時代の精緻な手仕事の前では溜息しか出ない。
 会場を入ると正面に展示された鈴木長吉の「十二の鷹」で足が止まってしまう。展示室には塚田秀鏡、後藤一乗、中川一匠からはじまって正阿弥勝義、加納夏雄、海野勝珉等12名の作品170点が並んでいる。とにかく凄い。手仕事好きにとっては必見の展覧会だ。
 下の作品は正阿弥勝義の「群鶏図香炉」(泉屋博古館分館ホームページから)。
 超絶技巧展の会場を出たら一時半をまわってしまった。溜池山王で地下鉄を降りて静かな木都里亭で昼食にする。残念ながら根菜類の仕上がりが今ひとつで、どれもかすかにシンが残っていた。

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