ザ・ガーデンルームで "Type& 2018" が開催された。
第一セッションはベルギーのグラフィックデザイナー・アン・ベセマン(Ann Bessemans)さんと、同じくグラフィックデザイナーの高橋貴子さんのプレゼンテーション。
ベセマンさんは、にとって読みやすい書体を求めて調査・研究を続けてきた結果を示してくれた。ステム、バー、エレメントの太さが整えられた通常の書体よりも、それらに揺らぎが有る書体が良いという結論で、現在 "Matilda" という書体を鋭意開発中とのこと。
高橋さんのプレゼンテーションは、ロー・ビジジョン者達にとって読みやすいフォントは、従来言われてきたユニヴァーサル・フォントのような漢字に対する仮名の比率が大きくフトコロが均質なフォントよりも、仮名の比率が小さく組み上がった版面に濃淡があるフォントの方が好いという、実験結果に基づく結論を示してくれた。ラテン文字と漢字仮名交じり文字とで奇しくも同じ結果が示されたことは興味深い。
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