開催期間が長いので何時でも行ける「天文学と印刷 新たな世界像を求めて」展、気づいたら最終日まで残り10日間、印刷博物館まで行ってきた。
十六世紀のヨーロッパでそれまで絶対であった天動説がコペルニクスが唱えた地動説に取って代わっていった陰に、グーテンベルクの活版印刷の存在があったことを、稀覯本を陳列して見せてくれる。
展示されている稀覯本の全てが黒地を背景にしたガラスケースに納まっており、照明がガラスケースに反射してケース内の説明カードが非常に読みにくかったのは残念。
図録が秀逸で、昨年の「第60回 全国カタログ展」において「文部科学大臣賞」と「審査員特別賞(柏木賞)/金賞」をダブルで受賞している。
<左:裏表紙/右:表紙>
以下は地動説について初めてニコラス・コペルニクスが書いた「天球の回転について」を、ヨハン・ペトレイウスが印刷・刊行した初版本の紹介ページ。
0 件のコメント:
コメントを投稿