昨夜泊まったホテルは元共産党御用達の宿泊・会議施設だったとか。クラシックでどっしりとした贅沢な平屋造りだ。広い敷地に本館以外に1号館、2号館、3号館と別館が点在する様子は北京郊外の九華山荘を思い出させる。
玄関を入ると天井の高いエントランスの左右にギリシャ風の彫刻が飾ってあり、天井から下がっているシャンデリアと相まって豪華な雰囲気を作っている。フロントカウンターはイギリス式ホテルのような小さなものだ。
朝食後は二一九公園を散歩する。公園と言っても一回りするのに半日以上かかりそうな大きなもので、一時は東洋一の規模を誇っていたそうだ。
公園の入り口には巨大なモニュメントが飾ってあった。よく見ると鞍山市をかたどった鋳鉄製のようだ。
決してきれいとは言えない池の水だが、いくつかある大きな池の一つでは大勢の人が泳いでいた。池の周りには釣り糸をたれる人、ダンスの練習をする人、家族連れで弁当の朝ご飯を楽しむ人と地域にとって無くてはならない公園のようだ。