ブッカー賞を受賞したジュリアン・バーンズの小説「終わりの感覚」が原作。
始めから緊張をしいられるカットが積み重なり、それは最後まで続くが事件らしい事件は何も起こらない。「超」がつく地味なこの作品は、程度の差こそあれ誰もがもっている美化された青春時代の、思い出したくない出来事を描いた佳作。
現役を引退して小さな中古カメラ店を経営しているトニー(ジム・ブロードベント)の元に、突然、見知らぬ法律事務所から一通の手紙が届く。
トニーは別れた妻マーガレット(ハリエット・ウォルター)や出産直前の娘スージー(ミッシェル・ドッカリー)との現実生活の中で、突然届いた手紙によって学生時代の親友エイドリアン(ジョー・アルウィン)、初恋の相手ベロニカ(フレイア・メーバー)、その母セーラ(エミリー・モーティマー)達と過ごした時間を蘇らせる。
エイドリアンは在学中に自殺してしまう。
トニーを振り回すつかみ所の無いベロニカ。
0 件のコメント:
コメントを投稿