1967年7月、無許可のクラブ摘発がきっかけで発生した暴動のさなかに起こる、デトロイトでの人種差別を描いた作品。
暴動発生三日後、アルジェ・モーテルで銃声がしたとの通報に、狙撃手がいると大勢の警察官と州兵が駆けつける。
偶然モーテルに居合わせた若者達を狙撃手の容疑者として捕らえ、その場で病的なまでに執拗な尋問が始まる。
容疑者の中に二人の若い白人女性が混じっているところが人種差別の複雑さを思わせる。
スーパーマーケットの警備員ディスミュークス(ジョン・ボイエガ)は、その立場を利用して常軌を逸した警察官達の取り調べを冷静に見届けるが、彼も容疑者の一人として捕らえられてしまう。
人種差別主義者の白人警官クラウス(ウィル・ポールター)達の狂気じみた取り調べの過程で、三人の無実の黒人が殺されてしまうが、裁判で無罪になる。
ウィル・ポールター(右側)の演技が特に印象に残った。
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