何度も出かける麻綿原高原だが未だ一度も紫陽花が一番きれいな時期に行ったことがない。紫陽花の季節は梅雨の時期でもある。雨が降る時期に麻綿原を誰がバイクで走るか、恐ろしい。とは言え平地よりおよそ一月ほど咲くのが遅いと聞いたことがあるので梅雨空の切れ目を捉まえて行ってみた。
麻綿原天拝園までの山道は梅雨のせいか落石や崩れている所が多く、苔としみ出た水で濡れた路面に後輪を取られること数回、スリル満点だ(実は結構おっかない)。麻綿原の駐車場にはそれでも数台車が停まっていた。天拝園と紫陽花を見に来た人達だろう。
天拝園の紫陽花は七分咲というところか、帚を持って下草を掃除している妙法生寺の人が来週の土日がピークだろうと言っていた。それでも紫陽花の青に染まった山は見応えがあった。
天津小湊に抜けるつもりで天拝園を後にしたが、林道天津腺の入口は閉鎖されていた。途中落石で通れなくなっているという標識が出ている。濡れてスリップしやすい道を御嶽山まで往くのかと思いながらUターンしようとバイクを回したら、いつも閉鎖されているもう一つの安房小湊に出る林道の門扉が開いているではないか。初めて走る道だが安房小湊までずっと鋪装されていた。
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