三澤さんと午後5時30分に池袋駅西口で待ち合わせる。今夜の通夜と明日の葬儀の会場となる「祥雲寺」は駅から徒歩でも10分足らずだ。菊田さんの仕事柄、通夜に訪れた人達は殆どがビジネスマン、享年59歳と伺った故人と同じような年代の方々ばかリが目につく。焼香をしている間、祭壇の菊田さんの写真が笑いかけてくるのがきつかった。遺族席の脇に立っておられる奥様に声をおかけしたが、菊田ご夫妻ともども台北でFisherさん、Amyさんと一緒に賑やかに食事をした時のことが眼前にちらついてしまった。
焼香の後に通された精進落としの部屋は高い格子天井の由緒ありげな広い和室で百三四十席ほど用意されていたろうか。大きな畳廊下と縁側に囲まれた大きな部屋だった。
帰宅してからWebサイトで調べたら「祥雲寺」には漫画家の石ノ森章太郎の墓もあるようだ。
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