その内の一軒、一番麻賀多神社よりの「うなぎ名鳥」へ。

元倉庫だったというテーブル席の店内はカジュアル。
厨房はそのテーブル席よりも広いくらいで、訊くと嘗ては生け簀が有り鮒や鯉を置いていたのだという。このテーブル席の背後は広い座敷席になっている。

ウナギが出てくるまでの間をドジョウの唐揚げで繋ぐ。
『ビールをください』というと、バイクで来店していることを承知している、こなれた女性店員が困ったような顔をしている。
『アッ、イヤ、冗談です!』
しかし、このドジョウの唐揚げはやっぱりビールが欲しくなる。

注文してから待つこと25分余り。
ウナギ街道のウナギ屋で初めて蒸したウナギに出会った。口の中でホロッと溶けるようなウナギも好い。タレはこの柔らかい身に絡んでちょうど好い甘さだ。肝吸いがついてきた。

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