高松在住のビルの作品が新匠工芸会展に入選したことは既に書いたが、2007 World Ceramic Biennale(韓国)でも右の作品が入選したと写真を貼付して知らせてきた。彼の作品は2001年と2005年にも同展に入選している。
この作品の口の部分を拡大した写真も送ってくれたが四角く細く伸ばした粘土の棒を一本一本並べて作ったことが分かる。焼き物のことはよく分からないが、大柄なビルの姿からは想像しにくい忍耐を要求される手の込んだ手順を踏んでいるのだろう。
異なる色の粘土棒が一本おきに並んでいるが、異なる釉薬を塗っておいた粘土棒を並べていったのだろうか、粘土棒を並べてゆく時は芯になる型を利用したのだろうか、厚みや幅が微妙に異なる粘土棒で構成されているようだが窯に入れたときに捻れやゆがみは出たのだろうか、この一点のためにいったい幾つ作ったのだろうか?
写真を見ていると訊きたいことが幾つも出てくる。機会があったら本人に訊いてみよう。
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