「Kayhan Kalhor, Erdal Erizincan/The Wind」はペルシャ音楽とトルコ音楽が融合したインプロビゼーションの世界を展開しているCDだ。12月18日の投稿で紹介したGhazal/The RainでKamancheを演奏しているKayhan Kalhorがトルコの楽器Baglamaの奏者Erdal Erzincanと共演している。
Kamancheは四弦で中国の二胡や胡弓のように立てて弓で演奏する。Baglamaは三弦(?)で胴がマンドリンのように脹らんでおり指先で演奏する。どちらの音も長く音をひきゆらゆらと揺れアラビアンナイトの世界を彷彿とさせてくれる。
演奏はジャケットの説明にもあるように連綿と続くインプロビゼーションでジャズ演奏のようだ。聴いていると彼らの世界に引き込まれてゆく。
The Wind:Part I - Part XII
Kayhan Kalhor (Kamanche)
Erdal Erzincan (Baglama)
Ulas Ozdemir (Divan Baglama)
ECM1981 9856354
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