2006-12-09

新匠工芸会展

 東京都美術館(上野)で開催されている「新匠工芸会展」に出品されたビルの作品を見てきた。Western Tasteの作品を探しながら会場内を廻ったが作品は思っていた作風とは違っていた。従来の作品がもっていたバタ臭さが薄らいで彼の持ち味が弱くなってしまったような作品に見えた。彼にこの印象を伝えたら果たして何と言うだろうか?
San Diegoの高等学校で数学の教師をしていた経歴を持つビルだが、いつだったか数学の世界と美術の世界は似ているところが多く面白いと言っていた。数学の世界からも美術の世界からも距離のある者にとっては何処が似通っているのか知る手だてもない。
掲載している出展作品の写真はビルと新匠工芸会事務局の許可を得て撮影した。
美術館入り口は銀杏の葉が敷き詰められ折から吹いてきた風にちぎられた葉が雨と一緒に冷たく散り続けていた。

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