飛行クラブのメンバーがソアリングの準備をしている関宿滑空場に着いたのは8時45分、声を掛けずに栗橋の読売大利根滑空場に向かう。栗橋に着くとKa8Bのレストア作業で活躍した学生達が暖かく声を掛けてくれた。終日強い風が吹く中、黄色い機体のASK13 JA2130が学生と教官を乗せて急角度で青空の中の点になってゆく。昨年10月にウインチ曳航を体験してみてはと久野さんから勧められていたのだが、やっとハーネスで後部座席に身体をくくりつける時が来た。機体が動き始めてから10秒、あっという間に850m上空に浮かんだ。ゴンッという音と共にワイヤが外れ急にコックピットの中が静かになった。
写真右上に見えるハート形の池は渡瀬貯水池。