2011-11-29

宮崎工装社

同じスポーツジムでトレーニングしている宮崎さんの仕事場「宮崎工装社」を見せていただいた。

パソコンの刺繍パターン作成ソフトと連動する多頭式コンピューターミシンと職人技が要求される手動の横振りミシンが並ぶ貴重な刺繍工房だ。

多頭式コンピューターミシンに刺繍のパターンを送るソフトウエアはごく普通のパソコンだった。


初めて見る多頭式コンピューターミシンは、一つのパターンを一度に多数の生地に打ち込むことができる。生地を固定する台の動きが面白い。


工房の一角に飾ってあったサンプル。企業のロゴ、クラブのマーク、ワッペンなどなど、このボードを見ているだけでも楽しい。


横振りミシンで紙に文字を書くように刺繍して行く宮崎工装社代表・宮崎常彰さん。


もちろん生地に下書きなど無い。伺うと文字の形や大きさは頭の中に入っているとのこと。生地から文字が浮かび上がってくる様子は神業だ。左右に振れる針が筆になって生地に文字を書き込んでいるのかと錯覚する。

このミシンを使いこなせるようになるまでに10年掛かるとのこと。今は横振りミシンを扱える人が数えるほどになってしまったと言っておられた。

『このミシン一台で家族を養い子供たちを育てたんだ』と代表は横振りミシンへの愛着を語ってくれた。



多頭式コンピューターミシンの下に積み上げられた箱は刺繍糸。特に色毎に分類して積んであるわけではないそうだが、何処に何色の糸があるのかは直ぐに分かるという。


宮崎さんのお兄さんが、好きなハワイに因んで趣味で作ったトレーナー。よく見ると朝食のメニューになっている。


こちらは宮崎さんが中学生の時に横振りミシンを使ってご自分で作ったという「MOSS HAWAII」と「NOWイ君」。


最後に宮崎代表が取り出して見せてくれたのはTony Lamaのミニ・ウエスタン・ブーツ。柊の葉のステッチが見事だと言う代表のコレクションだが、是非にと言われたのでご紹介する。

2011-11-26

本多真理子展

メタル・アート・ミュージアムで開かれている本多真理子展(12月25日まで)の作品をじっくり見ていると頭の中に『???』が湧いてくる。

◆Red Line connection #20(毛糸・鉄)
鉄の柱からクモの巣のように屋外展示場一杯に張られた真っ赤な毛糸。使われた毛糸は3キロメートル余り、中央の柱を目の前にして作家は何処から赤い糸を張ろうと考えたのだろう?


◆Red Line connection #20(毛糸・鉄)
近づいて見ると長い鉄の棒は赤い毛糸だけで吊り下げられている。他に鉄材を支えたり吊ったりしているモノは何も無い。毛糸ってこんなに強かったっけ?
作品に大きな塊が持つ圧迫感はないが、剛と柔、黒と赤が問いかける『???』が面白い。


北詰館長を挟んで作家の本多真理子さんと来館していた彫刻家の金原英二さん。

2011-11-25

アナマリアさん

近くまで行ったので池田くんの個展会場に寄ってみた。

お茶を頂いて話し込んでいたらドアを開けて賑やかなお客さんが入って来た。池田くんとは作品つながりだという Ana Maria Cristina さん、多彩な方だ。

2011-11-24

シングル・モルト(3)

アイラ島のシングルモルト "LAGAVULIN 16 YEAR OLD" をオンザロックで。ピートの香りがゆっくり口の中で広がり最後にかすかに甘味が訪れる。

この数日、シングルモルトを呑んで来たが好みは "GLENMORANGIE 18 YEARS OLD" かな。

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弁当戦争

勤務先のある通りは弁当激戦区だ。わずか200メートルほどの間にある食堂が店の前にビールケースを積んだり段ボール箱を置いたりして、それぞれ日本、韓国、台湾、中国、インドの弁当を売っている。

今日は台湾の弁当を買ってきた。450円。缶入りの烏龍茶がついてくる。昨日の残り物を詰めたんじゃなかろうかと疑ってしまうが、しっかり本場の味がしている。

2011-11-22

LOOP

6年前に初めてお会いした西澤利高さんの"LOOP"展が六本木画廊で開催されている(12月4日まで)。

白い階段を下りて入り口を入ると床は画廊には珍しいサーモンピンク。その床に直に置かれた作品 “Untitled” が最新作で今までの作品とは少し違った表情を見せている。


奥にあるパントリーの入り口右側に展示されている作品 “loop_011” は、見慣れてきた銀処理の作品とは異なりキリッとした触感で表面はクローム処理されている。


この展示会の後はロシアのフォーシーズンズホテルに行ってしまう大作四点。国内では最初で最後の展示になる。

作品は左手前から “loop_27” “loop_26” “loop_24” “loop_25” 。


上の四点の中の一点 “loop_25” 。

2011-11-21

シングル・モルト(2)

一杯目はアイラ島"CAOL ILA NATURAL CASK STRENGTH"をオンザロックで。同じアイラ島の"ARDBEG"よりも角がなく甘味がある。


二杯目はスコッチ"GLENMORANGIE 18 YEARS OLD"をストレートで。一口含むと花の香りが広がり、スコッチの印象が変わる一杯だった。

2011-11-18

池田忠利展

海辺で拾った漂着物から生まれたオブジェ達が並ぶ「池田忠利展」が京橋の「」で開かれている(11月26日まで)。


会場に並ぶ作品は今まで見てきた作品と様子が変わって見えるのは、色と線が少しだけシンプルになっているからか。作品の前に立つ池田くん。

ショーウインドウ

通りがかりに見かけたショーウインドウ。銀座にて。

2011-11-16

ET 2011

今日から横浜みなとみらい「パシフィコ横浜」で "Embedded Technology 2011" が始まった(ET 2011/11月18日まで)。

ようやく光が差してきたかに見える開発系の展示会だが、今年は今まで出展してこなかった同業他社がこぞって出展した年になった。

写真はパシフィコ横浜の前に並ぶ今朝の高層住宅群。

2011-11-15

シングル・モルト

一杯目は『ガツンッ!』とストレートでアイラ島のシングルモルト"ARDBEG"。瓶のラベルにもそれが現れている、まさに男のウヰスキーだね。

二杯目は気分を変えて滅多に頼むことがないソーダ割りでスカイ島のシングルモルト"TALISKER"。やっぱりソーダの匂いが好きになれないなぁ。

2011-11-13

大利根滑空場

7月以来の大利根滑空場。数日前に降った雨の影響でランウエイは至る所でぬかっており、かろうじて離陸できる状況だった。


学生航空連盟の訓練飛行で離陸するJA2482 L-23 Super Blanik。


ウインチワイヤー離脱の様子を目で追う滑空本部の面々。


奈良教官と共にSuper Blanikで訓練飛行に出る胡谷くん。


鈴木さんの操縦でグライダーを初体験する体験飛行に訪れた橋本さん。


体験飛行から下りてきて、パラシュートを外すのも忘れて『凄かった! 楽しかった!』を連発する橋本さん。機体はSuper Blanik。


橋本さんに続いて体験飛行に向かう斉藤くん。少し緊張してるね。


実は斉藤くん、右膝靱帯断裂という大怪我をして目下治療中の身。


『ガラガラガラ』という独特のエンジンと共に利根川上空に現れた飛行船。ちょうどSuper Blanikで上空にいた鈴木さんと峰岸さんが飛行船と束の間のランデブー。

2011-11-11

Winter's Bone

"Winter's Bone"、知らなかったアメリカの一面も分かって面白い映画だった。

主人公のリーは幼い弟妹に『家の綴りは…?』『7 + 2は?』と問いかけながら家地をたどる。


伯父のティアドロップと共に失踪した父を探すリー。

2011-11-07

雨上がり

 雨上がりの朝の出勤。雨で洗われた空気に田園の匂いがする。

2011-11-06

踊り場の標示

 例年より一月以上早く来年のカレンダーと手帳を買いに銀座伊東屋へ。赤と白に変わった階段ホール踊り場の標示の書体はFutura Extra Bold Condensedみたいだ。

2011-11-05

小山 祥吾 展

 館内に入るなり北詰館長が『あれで先に制作過程を見てから作品を見た方がいいよ。』と言う。談話室のテーブルにはデジタル・フォト・フレームが置かれた板。
 フレームの中では静止画を次々と重ねて作品の制作過程を見せている。
 メタル・アート・ミュージアムに展示される作品には『どうやって作ったんだろう?』と思わされる作品が多いので、こういうプレゼンテーションはそんな疑問には有効だろう。
 展示会場はメタル・アート・ミュージアム、展示は小山 祥吾 展(11月20日まで)。
 ◆管、あるいは幹(銅 鉄)
 遠目から見たこの作品が美味そうに見えたのは、ホルモン焼きとモツの煮込みを連想したからだろうか。
 上の作品を端の穴から覗いてみた。
 ◆皮相 #13(銅)
 この柔らかさは何だろう、作りかけの求肥(ぎゅうひ)の固まりかな?
 ◆落柿(銅 縄)
 これは作家自らがタイトルをつけているが「スティーブン・ホーキングの脳」と改めたい。
 ◆皮相 "10(銅)
 生まれたばかりの赤子の手が見えたのはこの角度から見たからだろう。

水産センター

 東日本大震災があったこともあって昨年10月以来水産センターから足が遠のいていたが本日復活。
 うな重(上)の蒲焼きが小振りになったのは気のせいだろうか。値段は100円アップの2,100円。その他に変わりは無し。