2011-07-28

一周年

 BAR AVANTIの一周年、他人様の一年は自分の一年よりも早く感じるものなんだ。3.11の大地震でも少なからず打撃を受けたと聞いたが、無事、二周年に向けてのスタートを切ったと言うことだな。
 開店時に念じたお二人の健康とお店の繁盛、思いは通じたようだ。『岡崎さん、野口さん、開店一周年おめでとうございます!』
 お祝いのシャンパンを頂いて最初の一杯は「ハバティーニ」。舌に馴染んだ一杯は自分の体調のバロメーターにもなってくれる。
 ハバティーニで体調を確認する間もなく二杯目の「ダイキリ」へ、これもラムベース。Blossomの余韻を引きずっているせいだろう、これが今日の納めの一杯になった。
 開店当初の堅苦しさが無くなった店内の雰囲気は、リラックスして美味しいカクテルを楽しめる素敵な空間になっていた。

MACALLAN

 梅酒をビールで割ると美味しいと花色衣さんから聞いていたので、佐藤さんにお願いして作ってもらったのがこれ。
 梅酒の代わりにプラム・リキュール"PRUCIA"、ビールは芯のあるシッカリしたものが良かろうとキリンのクラシック・ラガーを選ぶ。
 プラムリキュールの甘さとビールの苦みのバランスが難しい。今回は苦みが勝ち過ぎていたのビールをアサヒスーパードライのような、今風のシャープなビールに変えてみたらどうだろう。この組み合わせは次回の挑戦としよう。
 二杯目はMACALLAN FINE OAK 12をストレートで。FINE OAKと聞いているせいか口に含むとフンワリと柔らかい香りでスムーズに喉を過ぎていく。
 三杯目はMACALLAN 12をストレートで。最初にFINE OAK 12を口にしていたので違いは明瞭。MACALLAN 12の方が太くて男っぽくMACALLANなら12だな。

2011-07-26

木村 剛士 展

 画廊から送られてきた案内状の写真から強烈なインパクトを受けたので実物を見てきた。
 「木村 剛士 展 effect anatomy」の会場は銀座四丁目のギャラリーオカベ。8月6日まで開催されている。
 ◆ effect anatomy (FRP, Wool)
 ◆ 手前から Ghost in the shell (FRP, Wool)/effect anatomy -dog- (FRP, Wool)/hose skin -I, II, III- (On the wall, FRP, Wool)/effect anatomy (FRP, Wool)
 どの作品の表面も毛糸を巻き付けたようなテクスチャーをしている。
 会場にいた作家の木村剛史さんにどうやったのか聞いてみた。粘土で造形して型を取った後、型の内側に毛糸を一本一本並べFRPで固めてあるそうだ。

2011-07-24

JA2482 L-23 Super Blanik

 昨年8月1日に仙台の東北学院大学体育会航空部から栗橋の大利根滑空場で活動している学生航空連盟に移籍してきた"JA2482 L-23 Super Blanik"がレストアと対空検査を終えて飛び始めた。
 滑空場に着くとトレーラーから機体を出して組み立てるところだった。
 組み上がってしまうと分かりにくいが、主翼の一番幅広い部分は人の背丈ほどもある。
 トレーラーから機体を引きだし右主翼、左主翼、水平尾翼の順に組み立てていく。全員の息が合わないと翼と機体を固定するピンもボルトも入らない。
 組み上がった機体に触れて見た。馴染みのあるASK-13やKa8B・Ka6Eの羽布張りやASW28のFRP製とは違い、機体表面が全て薄い鉄板で覆われている。大きなブリキ細工といったら学生航空連盟の皆さんに叱られるだろうか。
 写真はJA2482 L-23 Super Blanikの計器板。
 組み上がったLET社(チェコ)製複座機は早速ウインチに引かれて飛び立っていった。

2011-07-18

名和晃平 ―シンセシス―

 東京都現代美術館(MOT)がある清澄白河駅は、北千住駅を経由すると意外に近い。
 お目当ては「名和晃平 ―シンセシス―」。
 会場入り口で入場する人達に係員が声をかけている。
 『この展示会場は二度見てください。最初は、作品には銘板も説明板もついていないので、先入観を持たずに見て回ってください。二巡目は会場の出口に作品リストが置いてあるので、それ持って作品の説明を読みながら見て回ってください。』
 二度見て欲しいというのは珍しいが、会場は一回の入場で二度見ることができるように作られている。
 展示されている作品は、単純に面白かった。

2011-07-17

60,000km

 メタル・アート・ミュージアムの帰り道、愛車のオドメーターを見たら60,000km、ピッタリ表示のタイミングで停車させる場所が無く撮影することができなかった。
 50,000km到達は2007年1月、走行距離の伸びが鈍ってきてるなぁ。

prana

 この夏一番の暑さだったというこの日「東京芸術大学・筑波大学の芸術交流 第十回金属彫刻新鋭展 prana」(7月31日まで)を見にメタル・アート・ミュージアムまで走る。走っていても停まっても確かに暑かった。
 ◆酒井 恒太(筑波大学)/IMAGE -human being-、-crow-
 人体を構成している針金の解けかけた端をカラスが咥えている。人体を見つめているカラスが怖い。
 ◆馬場 絢女(筑波大学)/プール(ブロンズ)
 この作品を見ていると落ち着かない気分になるのは、上半身を前屈みに立っているからか。歩行中の一瞬を捉えているのかもしれない。
 ◆原 雅俊(東京芸術大学)/風(ステンレス、砂)
 不規則で細かいスジで傷つけられた表面がステンレスの板を柔らかく軽いモノに見せている。翼のようにも見える。
 ◆深澤 明日香(東京芸術大学)/群生
 アニメーション映画の一コマを想い浮かべてしまった。
 ◆若林 摩耶(東京芸術大学)/太陽(銅、ガラス)
 顔はガラス粉を吹きつけてあるので大理石のように見える。冠にも色ガラスが嵌め込まれていた。タイトルとは裏腹にヒンヤリとした印象は表情のせいか。
 ◆渡部 直(筑波大学)/I AM(樟材に着色)
 妙に存在感があるのは写実的な表現のせいばかりでもなさそうだ。この作品だけが木を使っている。

2011-07-14

皇帝の愛したガラス

 今日から東京都庭園美術館でエルミタージュ美術館所蔵のガラス器展「皇帝の愛したガラス」が始まった(9月25日まで)。
 ルネサンス期に開花したヴェネツィアン・グラスからボヘミア、イギリス、スペインを経てフランスのアール・ヌーヴォーやアール・デコ様式にいたるまでの、ヴァラエティに富んだガラス工芸の歴史に触れることができる。エミール・ガレやルネ・ラリックの作品にもお目にかかれる。
 「箱根ガラスの森美術館」とは違った視点からガラス工芸の世界を知ることができる。

2011-07-10

ケニアピーベリー

 小さな樽に入っている「コーヒービーンズチョコ」はコーヒーの豆ソックリの形をしたチョコレートで、芯に煎ったコーヒー豆が入っている。ニッカウヰスキー仙台宮城峡原酒工場の売店で入手できる。
 あいにくこの樽の中は空でチョコレートを見せられないが、ウヰスキー工場で売っているくらいだからかなり苦い。
 先週の月曜日に長岡市在住の知人から頂いた「豆」、見るからに小粒で色黒。受け取ったときに「盛岡で美味しいと評判の豆だ」とだけ聞いた(気がした)ので、週末になって封を切って酒のツマミ代わりに三粒ほどを口に放り込んだ。珈琲ソックリの形は好くできていいる。パリンとした舌触りと珈琲の苦みと香り、まさしく大人向けの豆だ。
 三度ほど口にしたのだが、どうも最後に舌が痺れるような感覚が残る。改めて袋に貼られている小さなラベルを見ると「ねるどりっぷ珈琲 機屋 ケニアピーベリー」と書いてある。お菓子の珈琲豆ではなく珈琲豆そのものだった。
 このBlogでも紹介したSPONGで挽いて淹れてみた。深めの焙煎なので口に含んだとき最初に立ってくるのは当然苦みだが、後からハッキリした甘味が顔を覗かせるのはこの豆の特徴だろう。
 普段飲んでいる珈琲はコロンビアの豆で粒もケニアピーベリーよりは大きく、色もケニアピーベリーほど黒くないので、頂いた「豆」をてっきりチョコレート豆と思い込んでしまったのだった。

2011-07-04

風雲! Jazz Session Vol. 2

 懐かしの本郷。雄生くんの今夜のライブ演奏会場は三丁目交差点際の"Live House Gout"。お隣の和田珈琲店はこの界隈の主のような喫茶店。
 ユニットは金子雄生(trumpet)、大村太一郎(bass)、清水達生(drums)のトリオ。Bebopのナンバーをメインにスピード感のある演奏で会場内の気温は上がりっぱなしだった。こういう基本ユニットの演奏は理屈抜きに楽しめる。

S'posin' (Miles Davis)

 Yusei Kaneko (trumpet), Taichiroh Oomura (bass), Tatsuo Shimizu (drums). Live at "Gout", Hongo 3-chome, Bunkyo-ku, Tokyo, Japan, July 4, 2011.

2011-07-03

ザクロ

 駐車場の外れで10日ほど前から咲いているザクロ。秋には小さな実をつけるが採ったことはない。
 そろそろ花が落ち始めた。

2011-07-01

雷雨

 朝から蒸していたが夕方になって雷雨。
 降り出した雨は一粒一粒が見えるほどの大きさで、朝から熱で膿んでいた空気を洗ってくれた。雷が鳴っていたが梅雨が明けたわけではなさそうだ。