夕焼け

冷え込んだ夕焼けの奥に浮き出た奥秩父山塊の稜線。

パリの調香師 しあわせの香りを探して

ディオールの香水「ジャドール」をはじめ数々の名作を作った天才調香師アンヌ・ヴァルベルグ（エマニュエル・ドゥヴォス）は、仕事のプレッシャーと忙しさで、嗅覚障害を発症し地位も名声も失ってしまう。

不器用だが人の良いギョーム・ファーヴル（グレゴリー・モンテル）は娘の共同親権を得るため、新しい住まいや仕事が欲しい。そんな折り、アンヌに運転手として雇われる。
アンヌはギョームにも匂いを嘆ぎ分ける才能があることに気付き、ふたりは衝突しながらも協力して仕事をこなしていくようになるが、アンヌは飲み慣れない酒で再び嗅覚を失ってしまう。

きのこくらぶ

朝のうちは静かだったのに走り始めるころに冷たくて強い風が吹きはじめた。464号線ではもろに横風を受けてハンドルバーを取られ、走りにくいほどの強さだ。
きのこくらぶにはすがるような心持ちでたどり着いた（写真はテーブルの上から下がる灯り）。

『ゴーゴー』と音を立てている背中の石油ストーブで尻が根をはやしそうだ。

洗面台の前にかかる『元気ハツラツ！』

ランチの「きまぐれ御膳」の主菜は「ロールキャベツ」ならぬ「ロール白菜」。

食後のコーヒー、このカップは初お目見えのようだ。

JR上野駅公園口

JR上野駅の公園口がすっかり様変わりしていた。
改札口も駅舎の北端に移動し、駅舎に沿った車道・上野公園通りも駅の前だけ無くなっている。左が上野駅で右は東京文化会館。

没後70年 吉田博展

１月26日から東京都美術館で始まった「没後70年 吉田博展」は３月28日まで。
展示は三フロアーにわたるが、未だ空いていて一点一点じっくり鑑賞することができた。

カンザクラ

土曜日なのに人のいない上野公園。

ソメイヨシノに混じって植えられたカンザクラの花が開きはじめていた。

羊飼いと風船

チベットの監督ペマ・ツェテンが描いたベットの大草原で暮らす三世代の家族の物語。
既に三人の男の子がいる夫タルギェ（ジンバ）と妻ドルカル（ソナム・ワンモ）の間に四人目の子供が授かる。

そんな折からタルギェの父が亡くなり、転生を信じるタルギェは父の生まれ変わりだと言ってドルカルに子供を産むよう迫る。
不思議な夢を見たドルカルは、家族の将来の生活を案じて夫に黙って堕胎する。
一人っ子政策が進められる中国政府の下、タイトルについている風船の役割がこの頃のチベットの側面を象徴している。

尼になったドルカルの妹シャンチェ・ドルマ（ヤン・シクツォ）は姉の元に帰省してくるが、尼になった理由が何やら謎めいている。

鮨処大舷

ランチは暖簾を下ろす寸前の「鮨処大舷」で。店内に客は無し。作ってくれたちらし丼に載っているこはだは大将の奢り。大きめのコップの中身は北海道の男山。

聖なる犯罪者

この映画に少しでも興味を持った人は、これを見ないと後悔する。
少年院に服役中のダニエル（バルトシュ・ビィエレニア）は＜前科者は聖職に就けない＞ことを知りながらも神父になることを夢見ている。
ダニエルを演じるバルトシュ・ビィエレニアを見ていて、彼が身に纏った危なげな空気から、彼とは全く似るところがないのにジェームズ・ディーンを思い出した。
実話を元にしたこの作品のポーランド語の原題 “Boże Ciało” は＜キリストの体＞の意味らしい。監督はポーランド出身のヤン・コマサ。

仮釈放され就職先の製材所への道中で教会に立ち寄る。そこで新任の司祭と勘違いされ、そのまま司祭の代わりを務めることになる。
一年前、この村で7人もの命を奪った凄惨な事故があったことを知ったダニエルは、この事故が村人たちに与えた深い傷を知る。残された家族を癒してあげたいと模索するダニエルだが……、この終わりかたは想像できなかった。

奈可川

気温が緩んで快晴、竜ヶ崎の奈可川までランチ走り。
壁に『きょうは肝焼きあります』の貼り紙を見たので注文。
バイクではこの肝焼きなのに酒が呑めないのは口惜しい。

漬物も相変わらずタップリ。繰り言になるが、きも焼きとこの漬物でどれだけ呑めるのか……。

半身が三切れに見えるのは真ん中の半身が重なっているからで、こちらもタップリ
帰りは姫宮から栄橋経由を経由して利根川沿いに水戸街道へ出る。

キング・オブ・シーブス

英国史上もっとも「最高額で最高齢の金庫破り」と呼ばれた、2015年に起こったロンドンの宝飾店街「ハットンガーデン」の貸金庫から1,400万￡（約25億円）相当の宝石や現金が盗まれた事件の映画化作品。
ブライアン・リーダー（マイケル・ケイン）は知人のバジル（チャーリー・コックス）から宝飾店街「ハットンガーデン」の鍵を持っていると持ちかけられる。

ブライアンは早速、旧悪仲間のテリー（ジム・ブロードベント）、ケニー（トム・コートネイ）、ダニー（レイ・ウィンストン）、カール（ポール・ホワイトハウス）を集め、平均年齢60歳超の窃盗団を結成する。

ブライアンは途中で計画から抜けるが、チームはまんまと金庫破りに成功する。しかし盗んだ財貨を挟んでチーム内に疑心暗鬼が生まれる。
ベースに実話があるからなのか、登場者たちがシニアだからなのか「オーシャンと11人の仲間」から始まるオーシャンズシリーズのように颯爽とは行かなくて、終始歯切れが悪い。

陽射し

ブラインドにあたる陽射しが幾らか強くなってきた。

きのこくらぶ

外廊下にかかるホーロー看板は浪花千栄子のオロナイン軟膏。

テラス席の前に転がっていた行火（あんか）で菊坂にいた子供の頃を思い出す。

また少しテーブルのレイアウトが変わっていた。

きまぐれ御膳でランチ。メインは煮込みハンバーグ。

食後のいつものコーヒーと一緒に出てきた白玉あずきは店長の差し入れ。

上品な甘さで飲みやすかった甘酒が〆。

宗吾霊堂

気温６℃。寒さとCOVID-19感染拡大騒ぎのせいで宗吾霊堂前の土産物店も開店休業状態。

正月の霊堂に詣でる人もまばら。

かやぶき蕎麦やぶ

ランチはバイクで「かやぶき蕎麦やぶ 」へ。
ここの「牡蠣蕎麦」が好いがカレーバージョンができていた。更に好し。

声優夫婦の甘くない生活

1990年、イスラエルへ移民したヴィクトル（ウラジミール・フリードマン）とラヤ（マリア・ベルキン）は、かつてソ連に届くハリウッドやヨーロッパ映画の吹き替えで活躍した声優夫婦。しかし、新天地では声優の仕事がなくラヤは夫に内緒でテレフォンセックスの仕事に就く。
ヴィクトルは、違法な海賊版レンタルビデオ店で声優の職を得るが、警察の摘発に遭ってしまう（同作品公式サイトより）。
二人の心のすれ違いを描いたイスラエルのエフゲニー・ルーマン監督作品。

銀座999

銀座999でランチ。
ビールを頼んだら料理長が揚げ春巻きを差し入れてくれた。いつもありがとうございます。

バインミーとフォーガの組み合わせは止められない。

いつも明るいフロアー担当のクウオンさんが暗い顔で一言『悲しい話です、明日から少なくても一ヶ月店を閉めます』
今日から始まったCOVID-19感染拡大に伴う緊急事態宣言による飲食業の営業自粛要請が原因だ。

バンラック

歯の治療の帰りにバンラックでランチ。迷った末の “No. 1” 人気だという「トムヤムクンラーメンとガパオセット」を注文。ラーメンといっても麺は太目の米麺のセンレック。

陶王子 2万年の旅

焼き物でできた人形「陶王子」を案内人に仕立てて辿る焼き物の二万年の歴史。
二時間弱の二万年に深堀りを求めてはいけないが、縄文・中国・メソポタミア・ギリシャ・エジプト・ヨーロッパを回って、赤・黒・白・青の発見と、素焼き・陶器・磁器・ファインセラミックの系譜を一望している。

東京スカイツリー

夕焼けを背にクッキリ浮かんだベランダからの東京スカイツリーは、直線で30キロメートル先。

元日

お節料理は今年も明日香から。
例年のサイズは量が多かったが、今年はひと回り小さなひとえのお重が用意されていた。

酒は Roger Goulart Cava Gran Cuvee JOSEP VALLS 2013。今年はこれ一本で２本目まで辿り着かなかった。