2008-11-30

SCRAP WONDERLAND

 案内状を見たら今日が最終日の『池田忠利展 SCRAP WONDERLAND』。御宿の海岸で拾った漂着物で作られたオブジェ達は相変わらずユーモラスで元気だ。
 写真の作品は「不審番」。
 初めて訪れた会場は銀座風月堂3階にある「GALLERY olive eye」。
 池田くんと弾んだ話が健康診断と尿酸値。落ち着いた画廊の雰囲気にそぐわない話題で終始してしまった。

2008-11-29

都心の黄葉

 朝から空気がゆるんだみたいに暖かく、半袖で歩く女性を何人か見かけた。日差しが明るいのは都心の空気が確実にきれいになっている証拠だろう。
 空気がゆるんだとはいえ鮮やかとは言えない木々の葉も色づきを深めてきた。絵画館前のイチョウ並木はどんな様子だろう。

2008-11-28

最後の総会

 任意団体としてのTC協会最後の総会が開かれる青山に向かった。午後2時を回ったところだが街を往く人が落とす影が長い。
 予定通り役所が申請を受理すれば来年からは財団法人TC協会に生まれ変わる。総会では任意団体から財団法人への移行に必要な手順に関する議案を一つずつ審議・採択していったわけだが、混乱も紛糾もなく議事が進行した裏には周到な議案書の準備があったからこそだろう。
 それに引き替え、事業形態こそ違うが我が集合住宅管理組合の定例総会の議案書案を見るにつけ、今から総会当日かかなければならないであろう冷や汗が思われる。

2008-11-27

40,447円

 G10 watcherの驚きと喜び。
 しばらくチェックしていなかった次期購入予定のデジタルコンパクトカメラ『PowerShot G10』の今日のネットショップ価格が40,447円まで下がっている。このままクリスマス商戦に突入すると40,000円を切るのではないかと期待してしまう。

2008-11-26

背中の魔女

 どうやら背中に死にかかっている魔女がしがみついているらしい。昨夜から肩から背中にかけて時々『ゾクッ!』とする。
 GYMに行こうと早めに社を出たのはいいのだが電車の中で額の辺りで鐘が鳴り始めた。やむなくGYMのある駅で途中下車せずそのまま帰宅。
 無理をしなくなった分、言いたくないが齢をとったと言うことなんだろうな。

2008-11-25

精算書

 韓国出張の精算はやっかいだ。手元の領収書は殆ど全てがハングル表記だけ、当然店の名前を読むことができないから何の領収書だか分からない。仮に読めても意味が分からないとやっぱり何処に行ったときの領収書だか分からない。
 最後は日付と金額を手がかりに一枚一枚の領収書の発行元を思い出す(でっちあげる?)ことになるのだがしんどい作業だ。韓国出張から戻ると毎回同じことをする羽目に陥るが、未だに現地で領収書の片隅に店名などをメモする余裕を持つことができない。
 最後は精算書としての体裁がまとまればよしということで受理してもらっている。

2008-11-23

長谷川克義展・内田恭子展

 目の前で北総線の延伸工事が進むメタル・アート・ミュージアムで開催されている『長谷川克義展』。
 鋳金で作成された作品は決して大きくはないが端正な形を与えられた金属の表面はしっとりしている。
 屋外展示場では『内田恭子展』が同時開催されている。一見金属かプラスチックのパイプによる造形のようだが全て焼き物。
 屋外展示場を囲んでいる土手の上に飾られた蟻の玉子のようなオブジェに付けられたタイトルは『ひみつ』。
 どうやってこの波板壁に取り付けられているのか、タイトルは『Untitled』。

い志ばし

 気温がゆるんだのかこれが例年の気温なのか、1トンさんお勧めのうなぎ屋を目指すにはちょうどいい。印旛沼に架かる甚兵衛大橋を渡り、これもうなぎの『水産センター』から900mほど往くと左側に『い志ばし』の看板が見えてくる。近づくとプレハブ小屋のうなぎ屋だ。
 前を通り越してUターン、写真を撮ってから駐車場がある店の裏手に回る。
 11時30分と昼食には少し早めだが空席待ちのベンチが満席、さらに立ったまま空席を待つ人までいる。
 『い志ばし』は次回にしよう、ということで昼食は『水産センター』の上うな重に変更。
 水産センターの裏手に回って印旛沼の土手に上がると子供の頃見たような風景が広がる。視線をグルリと右に回すと北総線の延伸工事が真っ盛りだ。

2008-11-22

ソウルの宿酔

 昨夜はSandoll社の友人達と明け方3時過ぎまで呑んでいたため、今朝は1時間ほど寝過ごしてしまい予定の時間に空港に向かうことができなくなってしまった。
 アルコールが抜けきれない身体のままサムソン駅に近いシティエアターミナルからリムジンバスで仁川空港に向かう。
 永宗島に渡る高速道路を往くリムジンバスの窓から江華島の辺りを眺める。ぼんやりした頭とバスの揺れのせいだろう、浮遊感とともにこの風景の中を飛んでいるようだった。

2008-11-21

ソウルの地下鉄

 昨年11月にソウルを訪れたときはどの地下鉄のプラットホームも安全壁と安全ドアは設置されていなかった。今回利用したいつかの線では安全壁と安全ドアの設置工事が進められていた。既に設置工事が終わっている線もあるのでプラットホームの安全対策が一斉に進められているのだろう。
 写真は2号線「東大門運動場駅」。
 地下鉄2号線の吊革は革ではなく金属製だ。座席が柔らかいクッションで包まれていないむき出しのスチール製なのは、2003年に起きた地下鉄の火災を教訓にして難燃性の材料を使用しているからだと、聞いたことがある。

フォントデザイナー

 Sandoll社を訪問。打合せ中のフォントデザイン部を直撃、強引に写真を撮らせてもらった。若い人達ばかりだが文字に対する思いが強い人達ばかりで圧倒される。

2008-11-20

63 City

 韓国テクニカルコミュニケーターズ協会(KTCA)が主催する韓国初の「中国国家規格セミナー」をサポートするためにソウルに来たが、そのセミナーも5時過ぎに無事終了。
 写真はセミナー冒頭で講演する韓国中小企業庁次長を務める許範道 国会議員。氏の説く「TPM理論」は分かりやすく新鮮な視点だった。
 セミナー終了後はソウル一ののっぽビル「63 City (Tower)」59階のレストラン"Walking On The Cloud (Romantic Sky Dining)"に席を移し、KTCA主催によるレセプションに出席。
 「Romantic Sky Dining」はソウルでも指折りのレストランだそうで窓からの眺めも売りになっている。酒は店長が勧めたという韓国では今日が解禁日でこのレストラン最初の注文になったボジョレヌーボー。この軽さが料理に合っていたかな。
 "Romantic Sky Dining"の窓から見えるソウルの夜景がきれいだ。手前の暗いエリアはセキュリティフェンスに囲まれた高級マンション街。右端が市内を二分する漢江。
 "Romantic Sky Dining"のトイレ、水が手前に跳ね返らない流しが気が利いている洒落たデザインだった。

2008-11-19

枯れ葉の山

 朝食前にホテルの周囲を歩いてみた。昨日から急に寒くなったせいなのか街路樹の落ち葉が舗道を埋める程で道路清掃係が大きな竹箒で舗道に枯れ葉の山を作っていた。この落ち葉、東京では見慣れないが桐のようにも見える。何の木だろう?
 今朝のソウルも手袋が欲しいくらいに寒い。

2008-11-18

Sandoll訪問

 午後3時半過ぎの仁川空港は小雪が舞っていた。外気温は零度。
 空港からタクシーでSandollに直行。Seok社長、Son専務の出迎えを受けて直ぐに営業メンバーと打合せにはいる。
 7時過ぎにテハンノ西側の豚カルビ店で夕食。土地の人と往く焼き肉屋は流石に食べさせるものがあり気をつけていても箸が進んでしまう。
 テハンノからサムソンドンに近いホテルに向かうタクシーが東大門の前を通るのに気づいた。東大門は修復も終わったようできれいにライトアップされていた。

2008-11-17

イルミネーション

 数日前から赤坂サカスの木立が夕暮れになると鮮やかなエメラルド色のイルミネーションを纏うようになった。
 白色や青色のイルミネーションは良く眼にするが緑色は見たことがない。もっと寒くなると目にはもっと綺麗に映るようになるだろう。

松本人志

 Sandoll社のLeeさんには助けてもらうことが多いので、お礼代わりに赤坂土産になるようなものはないかと赤坂サカスを覗いてみた。
 TBSストアで見つけたのがこれ、松本人志のキャラクター。TBSストアで今一番人気のキャラクターだと店員に勧められた。
 他にもテレビ番組の出演者をキャラクターにしたものが沢山並んでいた。

2008-11-16

シャドウボックス展

 シャドウボックス作家の野崎さんが地元の松戸でグループ展に共催している。
 グループ展なのでやむを得ないのだろうが展示会場の広さに対して展示作品の点数が多すぎ、それぞれの作品の印象が薄れているのが残念だ。
 明日の最終日を前にしてGYM仲間もやってきたので作品と一緒に収まってもらった。撮影者も含め何とも場違いな四人だった。

2008-11-15

大利根飛行場

 10月中旬に関宿滑空場から大利根飛行場に移っていた"Dimona"が今夕関宿に戻るという連絡をもらった。未だ一度も行ったことがない大利根飛行場、知っている機体がいる内に行きたいと思っていたがその"Dimona"を見送ることになってしまった。
 飛行場に着いた頃は雨がポツポツ降り出してきた。
 大利根飛行場で唯一の建物はここで活動する日本モーターグライダークラブ(Japan Motor Glider Club/JMGC)のクラブハウス。カラリングがお洒落だ。
 関宿滑空場へ飛び立つためにキシングの準備をする"Dimona"のコックピットにはN子機長の姿があった。
 大利根飛行場は茨城県河内町の利根川河川敷にある。名前が似ている大利根滑空場はその大利根飛行場から利根川を65kmほど遡った栗橋にある。

2008-11-14

山王

 近いのに滅多に足を運ぶことのない山王日枝神社。境内には薦被りが並ぶ。薦被りが並ぶのを見る度に我が脳裏に浮かぶのはいつも『これだけあったらナー』。
 薦被りの前を通って神社の裏手に回る。山王稲荷神社の小さな鳥居に囲まれた長い階段で山王の山を下りることができる。

2008-11-13

超深

 斉藤さんに連れられJR根岸線を石川町で降りて寿町3丁目へ。「マルキンストアー」でワンパック100円から150円のつまみ(自家製キムチ、マグロぶつ切り、野菜サラダ)と缶ビールを買い、入り口横に置かれている小さな台へ移動。買ったばかりのつまみを開け、缶ビールのタブを『プシュッ!』、『プファ~!』。
 私達三人ここでは明らかに部外者だとザラザラした周囲の空気が告げてくる。斉藤さんは慣れたものでこの緊張感を楽しんでいるようだ。斉藤さんが知る東日本で一番のスーパーディープ(超深)な立ち呑みスポット探訪だった。
 寿町から横浜駅西口前に移動。香川県丸亀市に本店を置く「骨付鳥 一鶴」も斉藤さんお勧めの店。丸亀の本店で骨付鳥に出会い惚れ込んだという極めつきの一品がこの写真。
 持てないくらい熱いスチール皿に油に浸ったもも肉が載っている。塩、胡椒、ニンニクで味付けされたもも肉の外側はパリパリ、中の肉はフワフワ。写真は肉が軟らかく初心者向きの「ひなどり」(¥870円)。
 この後「おやどり」に挑戦(¥980円)。こちらも見た目は同じだが肉はしっかりとして歯ごたえがあり噛むほどに旨みが滲み出てくる。ナイフとフォークの提供はなく骨を持ってかぶりつくのが骨付鳥の正しい食べ方だそうだ。「ひなどり」と「おやどり」を比べればやっぱり「おやどり」だろう。
 忘れてならないのが「しょうゆ豆」。そら豆の佃煮(?)だが未体験のほのかな香りと甘みがビールにぴったりだった。
 〆にこれだけは外せないという「とりめし」と「鳥スープ」。「とりめし」は炒飯のような感触だがれっきとした炊き込みご飯。鳥の旨みが優しく炊き込まれておりパンパンになった腹にもすんなりと収まってしまった。
 「鳥スープ」は濃厚な鳥のエキスが塩味で程よく整えられている。この中に餅を入れればそのまま我が家の雑煮になる一椀だった。

2008-11-12

空翔ぶ力車

 空を往く人力車はかつてこの界隈に政治の裏舞台にもなったといわれた高級料亭が並び、座敷に向かう綺麗どころを乗せた人力車が往き来していた名残だろう、と勝手に想像している。その高級料亭も時代の流れには逆らえず相次いで廃業を余儀なくされているようだ。
 赤坂みすじ通りに並ぶ街灯を飾る人力車に気づいてブログに書いている人は多いがどのブログも謂われについては書いていない。赤坂区役所のサイトなども見てみたがこれといった説明は見つからなかった。

2008-11-11

怪しい電話

 4時前に営業を出してくれと言う電話、営業が出払っているのというので代わりにその電話に出たが何とも怪しい電話だった。
 営業宛の電話なら普通は製品やサービスに対する問い合わせだ。ところがこの電話の主(女性)、製品に関する質問は一切無し、人事に関する情報(マネージャー達の名前や内線番号、メールアドレス、部下の人数など)だけをしつこく訊いてくる。
 さすがにこちらも途中で気づいた。『ハハ~ン、人買い電話だな。』
 先方の名前と会社の名前を再度教えてくれと言うと早口でまくし立てるので聞き取れない。何度か聞き直すとついに本音が出た。『日本語と英語ができる営業はいないか?』と言ってきた。ヤッパリネ!
 『ここにはそういう営業はいないので、製品についての質問があったらinfo@xxxx宛てにメールをください。私から返事をさしあげます。』と言うとやっと引き下がって電話を切った。
 営業にかかってくる電話は顧客企業か顧客になってくれるかもしれない企業からなので失礼な対応ができない。どうしても丁寧な対応になるのでそこにつけ込んでくるんだろう。
 年に数回こんな電話があるが全く迷惑な電話だ。

2008-11-10

怪しいSuica

 以下は京王バス(路線バス)の車内に張ってあったバス会社から乗客へのメッセージ。
 「…Suicaカードで料金を支払うときにエラーが表示され、『再度カードを読み取り機で読み取らせてください。』という表示に従ってカードを二度機械で読み取らせた方から料金を二重取りしていることが分かりました。重複していただいた乗車料金をお返しいたしますのでお心当たりの方は申し出てください…」
 Suicaについてはこのブログでも不満クレームを書いているがやっぱり信用ならない仕掛けだったんだ。
 もっともJRは何の告知もしていないようだからこんな事故は起きていないのだろう。今までに何度も読み取り機で引っかかっている自分としては強くそう信じたい!

2008-11-09

二輪駆動自転車

 目黒通りの舗道で見かけた自転車、よく見ると後輪の車軸からフレームに沿って伸びたチェーンが前輪にかかっている。
 この自転車、二輪駆動自転車だ。ハンドルエンドに付いたバックミラーもお洒落だ。今までこんな自転車があるのを知らなかった。

2008-11-08

はるさめ…

 目黒の「唐園」でランチ。「牛肉とはるさめの煮込み」と「鶏肉の上海風唐揚げ」は唐園で初めて頼んだ二品。
 パサッとしがちな牛肉がみずみずしくはるさめに絡む「牛肉とはるさめの煮込み」。
 パリパリに揚がっているころもが柔らかい鶏肉を包み、控えめなニンニクの香りで品の良い一皿になっている「鶏肉の上海風唐揚げ」。
 店長の陳さんが上海の古典的な家庭料理ですといって出してくれた注文外の「干しエビと白菜とはるさめ煮込み」。一箸で干しエビの強い香が口中に広がり白菜の甘みを貯めたスープが舌の上を滑る。
 このBlogで書いている唐園のホームページに張ったリンク先がおかしなことになっている。すぐにそのホームページの管理者に連絡したところ、中国で取得したドメインだといういうことだがどうやらドメインがジャックされてしまったようだ。
 今日伺った陳さんの話では新しいドメインをとる準備をしているそうだが、従来のリンクはしばらくそのままにしておくことにする。

2008-11-07

銀座

 ジョン・ウー監督の話題作「レッド・クリフ」を見に有楽町マリオン11階の「日劇PLEX」へ。写真は映画館前の手摺りから見下ろしたエスカレーターホール。
 規模の大きさとテンポの速さは見事だが物語はその分大味。これはスペクタクルを楽しむ映画だ。Part Iを見てしまったので来年4月に上映される予定のPart IIも見ることになるんだろうな。
 「盛岡冷麺ぴょんぴょん舎 銀座百番」は銀座4丁目「フォースタービル」角でビルの裏手に回る細い露地を入る。
 そこは数年前まで半チャンラーメン(半炒飯・ラーメン)が売り物の「銀座中華百番」だった場所だ。店内はカウンター4席、二人掛けの小さなテーブル3つと中華百番の店内と変わらない。この規模でも盛岡の「ぴょんぴょん舎」東京1号店だという。
 冷麺に入るキムチは辛さに等級があり「中辛」の3倍辛いという「大辛」を注文。これなら中辛の5倍辛いという「特辛」でもよかったかなという辛さだった。
 盛岡冷麺も悪くはないが、やっぱりソウルの黒い冷麺に軍配があがるな。

2008-11-06

金龍

 赤坂みすじ通り3丁目に今も建物が残る高級料亭「金龍」は、日本の伝統的な数寄屋建築の近代化に力を尽くし、近代数寄屋造りを開拓した建築家吉田五十八ゆかりの建物だ。
 時代の批判を受けて政治家の料亭通いが激減し「金龍」も立ちゆかなくなり2006年5月に閉店、建物も取り壊されることになっているが未だに健在。しかし周囲は再開発が盛んで手前の駐車場も土地がまとまるまでの仮の営業だと思われる。
 名建築といわれた「金龍」も先は長くないのかもしれない。

2008-11-05

原因不明

 食事中に治療済みの歯がシャキィ~ンとした。痛みはそれっきり。今までに数回同じ痛みに見舞われている。忘れた頃にヒョッコリ顔を出すこのシャキィ~ンはいつも一度きりで後は異常なし。堅いものを食べているときにやってくるわけではないので自分でも原因が分からない。
 出張中にひどくなると困るので朝一でかかりつけの歯科医で診てもらったが原因不明。患部を叩いても冷水をかけても、レントゲン写真を撮ってみても異常なし。
 医者の結論は『しばらく様子を見ましょう。』だった。

2008-11-04

JIMTOF2008

 東京ビッグサイトで開催されている『JIMTOF2008 (Japan International Machine Tool Fair 2008/日本国際工作機械見本市』は今日が最終日。ビッグサイトの東西両館を会場にした二年に一度の大規模な展示会だ。
 人生で二番目の職場がこの世界だったので会場に漂う切削油の匂いは懐かしい。コンピューターのソフトウエアと違いガチっとした形がある世界は見ているだけでも楽しい。もちろん今時の機械は裏でソフトウエアが走っているわけだが。
 ANCA社(オーストラリア)製「CNC工具研削盤TX7プラス」の加工部分。
 FANUC製「Robot M-2000iA」は会場内でも一際目を引いていた。黄色く塗られた腕を小気味よく動かしているのは、大型重量部品のハンドリングや車体搬送作業に利用される世界最大の可搬能力を持つ大型多関節ロボット。
 工場内の機械は灰色か灰緑色に塗られているものと相場が決まっていた時代の眼には、鮮やかな黄色に塗られた機械はその性能を無視しても新鮮に映った。

2008-11-03

田園コンサート

 筑波ハムのレストランでライブ開演までの時間をノンビリランチでつぶしてから会場に戻る。
 午後3時開演の第一部はあいにくの曇り空の下。ジッとしていると足下がヒンヤリしてくる陽気だったが演奏が始まると手拍子足拍子で一気に会場は熱くなった。
 演奏メンバーはMississippi出身のSteve Gardner (vocal、 resonator guitar、 mouth harp)と仲瀬久幸 (wood bass)の息のあったお二人。
 アフリカの楽器「ドンソンゴニ」で「セウンセ(それは誰?)」を演奏する飛び入りの金子雄生くんに聴衆は興味津々。全員で『セウンセ』を合唱して演奏に溶け込む。
 午後5時からの第二部はビニールハウス内に設けられた特設ステージで始まった。酒蔵コンサートというのは経験したことがあったがビニールハウスでのライブは初体験。照明を柔らかく受けるビニール屋根のこぢんまりした空間が会場の空気をくつろいだものにしていた。
 演奏が終わってビニールハウスを出ると周囲は真っ暗。時刻は未だ6時を過ぎたばかりだ。
 幹線に出るまでの街灯のない帰路で道を間違えて大回りをしてしまったが、連休最終日の夜、少ない交通量に助けられて予定通り8時前に帰宅。