2018-07-29

文字を作る楽しみ

今年の6月、人形町ビジョンズで開催された「第六期 文字塾展」が、今回の「松本タイポグラフィセミナー」の開催に合わせて松本市でも開催されている。会場は松本市内の「ギャラリー信濃」と「栞日 sioribi」(今日が最終日)。



「第六期 文字塾展」松本開催に合わせて塾長の鳥海さんによる講演会「文字を作る楽しみ」が開かれる。会場は「栞日 sioribi」。



「近代文学を組む」「外国文学を組む」「女流文学を組む」「プロレタリア文学を組む」という、それぞれのテーマで開発した四つの仮名フォント「文麗仮名」「蒼穹仮名」「流麗仮名」「文勇仮名」の開発プロセスを解説する鳥海さん。



会場になった「栞日 sioribi」の一階に飾られている「HEIDELBERG Letter Press」と松本タイポグラフィ研究会管理者の上條薫さん。



水色の看板が「栞日 sioribi」、その右隣が「ギャラリー信濃」。

2018-07-28

本文書体の考え方・見方・作り方

松本タイポグラフィセミナー「書物と活字」の第二回は、鳥海修さんさんによる「本文書体の考え方・見方・作り方」、主催は松本タイポグラフィ研究会、会場はJA松本市会館。


前回の松本タイポグラフィセミナーで正木香子さんが使ったスライドをマクラにスタート。



本文明朝体でも書体によって何故、表情や特性が異なるのかを明確に解き明かす鳥海さん。聴講者は120名あまりと大盛況だった。

2018-07-27

神田雲林

台風接近前夜、気温が下がった夕方、息子と神田 雲林へ。



◆ 小さなフカヒレの刺身、四川サンショウソース



◆ 活蝦夷アワビの瞬間強火揚げ、肝ソース



◆ “海と山の幸”本日のおまかせ前菜8品盛り



◆ フカヒレ姿(背ヒレ/尾ヒレ)の上海風醤油煮込み



◆ 北海道産ホッキ貝と白貝の強火蒸し
3ヵ月熟成させた唐辛子醤油ソースで



◆ オマールエビ尾の身 2種の味と調理法で食べ比べ



◆ 上海の流行、「東坡牛肉」を赤城山の
黒毛和牛ほほ肉で。台湾バジル添え



◆ 麻婆豆腐飯
手をつけてから気づいて慌てて撮影。



◆ 自家製デザート3品盛り

かやぶき蕎麦やぶ

中野梨園の帰路、バイクついでに徒歩では行きにくい幸谷の「かやぶき蕎麦やぶ」へ。そば屋らしからぬ佇まいで、初めてだと入るのに躊躇するが、駐車場がある裏からも入れる。



ランチに頼んだ「鴨せいろ」、蕎麦の量はたっぷり、スイカはこの時期のサービス。キュウリの薬味には初めてお目にかかった。あいにく鴨汁の汁がキモチ塩からい。
これでも悪くは無いが春日部の竹舟の方が好み。

中野梨園

中野梨園から暑中見舞いを頂いたのでひとっ走り。
ちょうど幸水が出始めたばかりだそうだ。



こちらは種類が違うのか袋かけしていない。



中野梨園の可愛い専属ガイド、アンナちゃんとエイタくん姉弟(親御さんの許可を頂いたのアップ)。

Too Good To Be True

たまには動かさないと。
カートリッジを DL 103 に変えて、ターン・テーブル上は "Teddy Wilson" の "Too Good To Be True"。

2018-07-21

第56回 出版UD研究会

専修大学神田キャンパスを会場にして56回目の出版UD研究会が開催された。
テーマは「カラーユニバーサルデザインの最新動向」。
プログラムは以下のとおり。

1.カラーユニバーサルデザインの基本について
  伊賀公一さん(カラーユニバーサルデザイン機構副理事長)
2.CUD推奨配色セット改正について
  竹下友美さん(DICカラーデザイン株式会社)
3.JIS安全色改正について
  伊藤 啓さん(カラーユニバーサルデザイン機構副理事長)、

2018-07-20

山形田

ランチでやったしまった暑気払いのゲソ天と山形田の酒。作間さんお勧めのナス漬けも参戦。



ここでしか食べられない山形田の冷やし地鶏ソバ。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス

キューバの歴史とキューバン・ミュージックの成り立ち、バンドのメンバー達の生い立ちとその音楽のルーツ、演奏を禁止されていた時代があったというコンガの音と共に荒れた映像で語られた「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の実体、ウルウルさせられるドキュメンタリーだ。



この場面でラムが呑みたくなった。



帰宅して聞き直したCD "Buena Vista Social Club"

2018-07-17

江小白

いま中国の若者に大人気の白酒。高粱酒だがアルコール度は40%と低めに抑えてある。紙のジャケットには何種類かバージョンがあるようだ。男の子のキャラクターも人気に拍車をかけているらしい。若き同僚于くんからの北京土産。

2018-07-16

銀座999

ジンセイママナラヌ映画の後、銀座ファイブのベトナム食堂999でランチ。ここのブン・チャーはホーチミン風で一皿盛り。小鉢のヌクマムベースの甘辛タレをブンにかけ、皿の上の野菜や肉とよく混ぜる。食欲が無くても箸が進む。

女と男の観覧車

人生の不条理を痴話喧嘩で味付けしたようなウディ・アレンの監督作品。
舞台は1950年代のニューヨーク・コニーアイランド。誠実と不誠実、愛と憎しみ、日常と非日常が入れ替わり立ち替わり描かれて見ているこちらを疲れさせてくれる。



コニーアイランドで働くハンプティ(ジム・ベルーシ)とジニー(ケイト・ウインスレット)夫妻はそれぞれ子連れ再婚で、その子達はそれぞれトラブルを抱えている。



その一家に海岸で監視員のアルバイトをする脚本家志望のミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)が絡んで、この物語はハサミでヒモを切るようにブツンと終わる。

2018-07-14

DIC川村記念美術館

照りつける陽射しの中を緑に浸りたくてDIC川村記念美術館へ。

ここには盗み出したくなるカンジンスキーの小品が、今展示されている。あいにくタイトルは無く「無題」。
マーク・ロスコーの「シーグラム壁画」の七点は薄暗い展示室に並んでいる。この展示室に入ると足元が揺れているような錯覚に陥る。
そしてジャクソン・ポロックの「緑、黒、黄褐色のコンポジション」の前では毎回足が止まってしまう。



美術館入口前の左手に展示されているのは清水九兵衛「朱甲面」。


110展示室の奥の茶席で一休み。冷たい抹茶と和菓子は「あさがお」。



濃い緑の中からDIC総合研究所の一部が覗いている(茶席の窓か)。



美術館を出て庭園を一回り。庭園だけの見学も可。



庭園奥の小さな池は睡蓮の葉が好い塩梅に浮いている。



睡蓮の葉の上に咲く薄紅の花はオオガハス(大賀蓮/スイレン科)。1951(昭和26)年に植物学者の大賀博士によって千葉市花見川区の泥炭層から発見された約2000年前の古ハス。

2018-07-13

オールド・サイゴン

ランチは日比谷から御徒町に移動、オールド・サイゴンの「牛肉辛口ビーフン」。ビーフンは知っているビーフンとは違い、柔らかい中細のうどんのようだ。スープはフォーのスープとは違った味で、これはこれでグッド!

ジュラシック・ワールド/炎の王国

騙されたとも知らずにイスラ・ヌブラル島に渡った主人公達を待っていたのはシボ山の噴火だった。



前作のジュラシック・ワールド から三年、恐竜行動学のエキスパートのオーウェン(クリス・プラット)もテーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)も健在。銃で撃たれて弱ったヴェロキラプトルのブルーとも再会する。



ただ一人登場する少女のメイジー(イザベラ・サーモン)がクローンだったり……



恐竜を競りにかけたり、イスラ・ヌブラル島から避難させた恐竜たちを街に離してしまったりでは、恐竜への「ユメ」が薄れてしまう。



そろそろこのシリーズもこれが最後だろう。確かに恐竜たちは前作よりも更にリアルに描かれ「凄い!」の一言に尽きるが、話しが面白くない上に、見ていてワクワク感やドキドキ感無くなってしまった。

2018-07-06

関直美の仕事展

風戸さんが企画に携わった「関直美の仕事展 Recent Works for Five Years by Naomi Seki」が天王洲セントラルタワーのアートホールで開催されている(7月27日まで)。


会場に展示されている作品からその一部を紹介する。各作品のタイトルは不明。






「関直美の仕事」とのコラボレーションで異色のライブ・パフォーマンスも披露され、文字通り展示作品との共振を楽しむことができた。

披露された音は村井啓哲さんが追求しているカートリッジ・ミュージックに通じるものがあり、関風人さんとヴィクトリア・シェンさんのコラボレーションで久しぶりに興奮した。



関風人さんは「声」によるノイズとハードコアの交錯点を探るアンプリファイド・ヴォイス・アーティスト。


サンフランシスコから来日中のヴィクトリア・シェン(Victoria Shen)さんは自作のシンセサイザーを使用して、音の空間的物理的性質と人体との関係を探るミュージシャン。


最後は今注目の美術批評者・宮田徹也さんの関直美の作品を現代アートシーンに照らした批評で『失望する必要は無い、そこに居ることだけで意味がある』という前向きでポジティブな結論が嬉しかった。