2008-11-06

金龍

 赤坂みすじ通り3丁目に今も建物が残る高級料亭「金龍」は、日本の伝統的な数寄屋建築の近代化に力を尽くし、近代数寄屋造りを開拓した建築家吉田五十八ゆかりの建物だ。
 時代の批判を受けて政治家の料亭通いが激減し「金龍」も立ちゆかなくなり2006年5月に閉店、建物も取り壊されることになっているが未だに健在。しかし周囲は再開発が盛んで手前の駐車場も土地がまとまるまでの仮の営業だと思われる。
 名建築といわれた「金龍」も先は長くないのかもしれない。