「花伝」から移動して宿泊している蹴上の「ウエスティン都ホテル」5階に不思議な空間がある。
彫刻家井上武吉が設計した中庭で「哲学の庭」と名付けられている。中央の石ドイを流れ落ちる水音を聞きながら石橋に立っているとシュールな空間に身を置いている気分になる。
ホテルの部屋から大きな屋根が見えるのは「南禅寺」らしい。歩いても10分ほどだというので行ってみた。重要文化財に指定されている藤堂高虎によって造られた「三門」は火にあったように黒光りしており遠目でも凄みがある。
南禅寺境内を右奥に進むと赤煉瓦造りの「水路閣」に出会う。木造の大きな三門や法堂と煉瓦造りの水路の共存に違和感が無いのはおもしろい。