2014-12-06

祖父江愼のブックデザインと書体

再開された連続セミナー「タイポグラフィーの世界」の第二回は「祖父江愼のブックデザインと書体」、会場は阿佐ヶ谷美術専門学校。

取りあげられた作品は恩田 陸「ユージニア」、ディック・ブルーナ「うさこちゃん」、夏目漱石「こころ」。



インタビューアーはブックデザイナー・日下潤一さんと「文字の食卓」の著者・正木香子さん。

一ページの右半分と左半分で字詰めを変え、行を少しだけ傾けてある「ユージニア」、「うさこちゃん」のために作ってしまった「ブルーナ」フォント、カスタマイズした促音や読点の「こころ」、三点とも凝り凝りのブックデザインで、聞いて初めて気づく点が多かった。その講演はサービス精神旺盛で実にリズミカルだ。




会場の前の方にはご本人によって紹介される仕事が並べられていた。
その内の一つ「うさこちゃん」シリーズの日本語版が祖父江さんの仕事だったことを知らなかった。



講演後の記念撮影に臨む正木さん、祖父江さん、日下さんとセミナー企画者の小宮山さん。

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