中東の貧民窟で暮らすゼイン(ゼイン・アル・ラフィーア)は、両親が出生届を提出さなかったため、誕生日も知らなずIDカードも持っていない12歳くらいのヤンチャ坊主だ。
学校にも行けず、手作りジュースを売って小遣いを稼ぐゼインは「僕を産んだ」という理由で自分の両親を訴え裁判を起こす。
大切な妹が11歳で強制結婚させられ、怒りと悲しみから家を飛び出したゼインは、エチオピア移民の女性と知り合い、彼女の赤ん坊を世話しながら一緒に暮らすことになる。
中東の貧困と難民を扱ったこの作品の主人公ゼインが大人を見つめるこの視線に切なくなる。
今年になってみた作品の中でも特に印象に残る作品だ。沢山の人に見てもらいたい。
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