原題の “The Current War” は電流戦争の意味を含んでいる。
これは、1880年代後半、アメリカの電力事業の黎明期に電力システムの違いから、ジョージ・ウェスティングハウス、ニコラ・テスラ陣営とトーマス・エジソンのエジソン・ゼネラル・エレクトリック・カンパニーとの間に発生した確執や敵対関係を描いた作品。
エジソン(ベネディクト・カンバーバッチ)は自分が選択した直流送電に拘るあまり交流送電の優位を受け入れられず、交流を採用したニコラ・テスラおよびウェスティングハウスに敗北してしまう。
この競合の中、エジソンは「交流電流は危険」というイメージを人々に持たせるため、様々な汚いプロパガンダ工作も行う。
鉄道車両用の空気ブレーキシステムで成功していたウェスティングハウス(マイケル・シャノン)は送電システムに興味を持ち、交流送電システムを推進してエジソンとの競合に勝利する。
ヨーロッパからアメリカに渡ってきたテスラ(ニコラス・ホルト)はりエディソンのもとで働くがエジソンと意見が合わず一年足らずで退職して独立、新型の交流電動機を開発する。
エジソンとの電流戦争に勝利したテスラは、1895年にナイアガラの滝の発電所から高圧電力の輸送を実現させる。
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