2011-01-27

出版物のUnicode化

 昨日に引き続き日本電子出版協会主催のセミナー「出版物のUnicode化推進」が、今日は国立情報学研究所一橋講堂で開催された。
 タイムリーなテーマだからなのか昨日の電子書籍出版との関連があるからなのか、聴講者は400人位はいたようだ。
 パソコンを始めとする電子情報端末が扱える文字の数は増える一方で「Unicode + IVS」や「W3C + SVG」で異体字や外字まで飲み込もうとしている。文字による表現の自由度がさらに高まることが期待される。
 その一方で、単行本・月刊誌・週刊誌・辞典・事典をサンプルにして、凸版印刷が2007年に実施した漢字出現頻度数調査の結果によると、これらのサンプルに出現した99.6%の漢字がUnicodeやAdobe Japan 1-6の文字セットでカバーされていたという。
 それでも異体字・外字を無視できないのは漢字文化の宿命か。

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