JEPAのBiz研で蔵書のデジタル化が進む図書館見学に行く。見学先は上野公園内にある「国際子とも図書館」。
1906(明治39)年に帝国図書館として建設されたが、財政事情が逼迫したために計画(設計)の1/4程しか完成しなかった。1929(昭和4)年に増築工事が行われ現在の形になったが、それでも計画当初の1/3の完成にとどまっている。東京都の歴史的建造物に選定されている。
入口のホールを入ったところにある階段も往時の様子そのままに保存されている。
書架も閲覧テーブルも円形に配置されている一階の「子どものへや」。
創建時のものが修復・保存されている廊下の壁や窓。
ドアに付けられた「おすとあく」のプレートも創建時のもの。
建物に興味が行きがちな見学会だったが、もちろん蔵書のデジタル化や図書館活動についても担当者から丁寧な説明をいただいた。
図書館間貸し出しされていた蔵書がデジタル化されると、その原本は複製があるからと言うことで図書館への貸し出しが出来なくなり、デジタル化された蔵書のデータもその流出を恐れて館外での閲覧が実現していないという制度上の疑問点も見られた。
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