ムンバイの港に何処から来たか定かでは無い10人の青年達が上陸する。
ここから最後の最後まで緊張の連続で、スクリーンを見ながら考えさせられることも多かった。
2008年11月26日、ムンバイに銃声が鳴り響きイスラム過激派組織による10件のテロが同時に発生する。10人の青年達がこのとき引き起こしたのが「ムンバイ同時多発テロ」。映画の舞台は五つ星ホテルのタージマハル・ホテル。
五つ星ホテルに谺する乾いた機銃の連続音がテロの非情で凄惨な様をよく語っている。
三日後の29日にテロリスト達が完全に鎮圧されるまでに、死者は少なくとも172人、負傷者は239人にのぼったという。
宿泊客を避難させるために難しい決断を迫られるオベロイ料理長(アヌパム・カー)。
シク教徒であることに誇りを持つ給仕アルジュン(デブ・パテル)は、危険を顧みずに宿泊客をホテル脱出に導く。
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