国立新美術館は初夏を思わせる明るい陽射しの中でファサードの美しいカーブを際立たせていた。
今日から5月11日まで同館で開催されている「国展83」は相変わらず展示点数が多く、絵画・版画・彫刻・工芸・写真の全てのジャンルをくまなく見て回るには覚悟と腹ごしらえが必要だ。
遠目からでも作品のテクスチャーの特徴で直ぐにそれと分かった柳早苗さんの作品は屋外展示場に展示されていた。
インコをモチーフにした彼女の作品「からだ」は、それと知らずに出かけて来たが「損保ジャパン美術財団奨励賞」を受賞していた。
『柳さん、受賞おめでとうございます。』
国立新美術館入り口に『ご理解とご協力 新型インフルエンザ予防のため、手洗いを実施しております。備え付けの消毒液をご利用ください。』の掲示と共に消毒液が備えられていた。
先週末から世界中で流行の兆しを見せている「豚インフルエンザ」への対応だ。「豚インフルエンザ」流行が対岸の火事で終わってくれればいいのだが、と思いつつ掲示に従って消毒液を使わせてもらった。