専修大学神田キャンパス入り口に掛けられた「箱根駅伝出場決定」の看板が誇らしげに見える。
このキャンパスで世界的な欧文タイプフェイス・デザイナー小林章さんの講演会が午後2時から出版UD研究会の主催で開かれた。
急遽変更になったという広い教室はあっという間に熱心な受講者で埋まってしまった。
講演のタイトルは「欧文書体の選び方・使い方」。Linotype社でのタイプディレクターの仕事を具体的に紹介しながら、タイプフェイスデザインの要を丁寧に語ってくださった。
話の最後に、世に出回る欧文フォントのコピー商品について触れながら、悪貨が良貨を駆逐することのないようにと心を痛めておられた。世界の風潮としてタイプフェイスのグリフ(字形)には法的保護がかからない現状にお手上げということだろうか。
講演後に会場で小林さんのにわかサイン会が開かれた。著書「欧文書体」と「欧文書体2」を持って講壇に並ぶ人の列。最後に金宣我さんと朴宣映さんもサインを頂き、共に写真に収まり職場で自慢できると大満足の様子。
講演後、会場に近い中国料理店「源来酒家」で開かれた懇親会のテーブルは、出版Universal Designというより文字フリーク、小林章ファンで占められていたようだ。
通路で続いた隣の部屋にも懇親会会場があったのだがそちらは撮影できなかった。
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