2010-08-15

三人展

 誰の思いも同じと見えて「レストラン水産センター」も「かどかわ」も「錦谷」も昼時を間近に駐車場は車で溢れかえっている。何時行っても待たされる「い志ばし」、今日は暖簾が出ていない、休みだ。
 うなぎはあきらめてメタル・アート・ミュージアムで開催されている韓国の彫刻家の三人展を見る(8月14日から10月17日まで)。
 ◆李允碩展 Lee Yoonseoku Exhibition - Portal -
 ゆるくアーチ状に並んだ赤錆びの鉄柱と中央の鏡面のリングが、屋外展示場を今までに見たことのない空間にしている。
 土手と芝の緑を背景に緩いカーブを持った鉄柱の赤さび色が、こってりしたコントラストを作っている。
 ◆鄭國澤展 Chung Kuktaek Exhibition - Pivotman -
 鏡面の錘だけが並んでいたらどう見えるんだろう。それぞれの錘には、これもピカピカに光る人体がひょうきんなポーズで載っている。
 並ぶ錘で空間がシャープになるところをこの人体がからかっているようにも見える。
 ◆金敏億展 Kim Minouk Exhibition - COMPLEX -
 ステンレスの無垢の円柱に穴を開けた作品。どうやってここに設置したんだろうとその重量を想像してしまった。存在感がスゴイ。
 近くで良く見たらドンガラだったが好くできている。
 鏡面の円柱に開けられた矩形の穴を埋めている黒い鉄線が海苔のように見えて面白い。

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