2021-10-29

モーリタニアン 黒塗りの記録

モーリタニア出身のモハメドゥ・スラヒ(タハール・ラヒム)は、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ(9.11テロ事件)の首謀者としてグアンタナモ収容所に収監され、裁判も開かれないまま何年も拷問と自白を強要され続ける。
モハメドゥの存在を知った弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)は彼の弁護を引き受け、これは「不当な拘禁」だとしてアメリカ合衆国を訴える。
モハメドゥに関する機密文書を公開請求して提示された文書は、どれも真っ黒に塗られている。
一方、テロへの<正義の鉄槌>を望む政府から米軍に、モハメドゥを死刑判決に処せとの命が下り、スチュアート中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)が起訴を担当する。彼は調べを進めるうちにモハメドゥを起訴できないことを知って愕然とする。

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